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天神・神明社 (てんじん・しんめいしゃ)
天神社参道跡
菅原道真公の肖像
かつて多摩川河畔に菅原道真(すがはらのみちざね)を祀る天神社と天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る神明社があった。
学問の神として信仰されている天神社は、水田耕作に必要な雨と水をもたらす雷神(天神)として、稲の実りを授ける恵の神として信仰されていた。そのため、多摩川からの水害を防ぎ、農耕の恵みをもたらす神として、この河川敷に建立されたと考えられる。
神明社はこの場所から少し離れた場所にあり、皇祖神(こうそしん)として知られるが、農耕の神としても信仰されていた。
明治41年に「一村一社令(いっそんいしゃれい)」に従い、天神社は春日神社に合祀(ごうし)されたが、神明社については定かでない。
現在の堤防は昭和10年頃築堤されたもので、その後、昭和40年代に入り府中街道の渋滞解消を目的に多摩川沿線道路が開通した。天神社・神明社ともに現在は堤防及び多摩川沿線道路敷の一部となっていて、その史跡を見ることは出来ない。
天神社跡と神明社跡の位置
天神・神明社 〒211-0051 神奈川県川崎市中原区宮内1丁目5
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