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道標・羽黒講(みちしるべ・はぐろこう)

   先祖の霊を供養する山、そして農耕の恵みをもたらす山と伝わる出羽三山(でわさんざん)を信仰する羽黒講が宮内にもあった。

  春日神社の弐の鳥居の右台座には「羽黒講」という文字が刻まれている。この鳥居は、元は東樹院の右隣りにあった八坂神社のものである。東樹院は八坂神社の別当寺であり、境内に羽黒講の供養塔が祀られている。

  この道標は府中街道から八坂神社と東樹院へ入る案内塔として文政12年に建立された。正面には羽黒山の本尊である聖観世音菩薩(せいかんぜおんぼさつ)。東方面は大師河原、西方面は八王子という案内表示が確認できる。また、建立した原次郎兵衛(はら じろうべい)という人の名前も確認できる。

 

春日神社_鳥居_羽黒講.jpg

 

道標・羽黒講 211-0051 神奈川県川崎市中原区宮内2丁目8

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